医療費控除について
費用に関しての負担を軽減することのできる医療費控除をご存知ですか？
ご自身で手続きを行い、所得に応じた税率によって医療費の一部が返ってきます。
また治療費だけではなく、公共交通機関を利用した際の交通費やデンタルローンを利用した場合の治療費も対象となりますので、有効に活用しての治療をお勧めいたします。
申請に必要なもの
1.医療費控除の明細書
2.源泉徴収票
3.治療費の領収書
平成29年度より提出は不要となりましたが、提示を求められる場合があるのでご自宅で5年間の保管をお願いいたします。
4.交通費の領収書
ただし、公共交通機関を利用したものに限ります。
5.医療費通知
対象となる治療内容
- セラミック治療
- ワイヤー、マウスピース矯正（噛み合わせの改善を目的とするもの）
医療費控除シミュレーション
- 課税所得額 7,000,000円
- 1年間の医療費の合計1,000,000円の方の場合
| 課税所得額 | 所得税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 195万円以下 | 5% | 0円 |
| 195万円～330万円以下 | 10% | 97,500円 |
| 330万円～695万円以下 | 20% | 427,500円 |
| 695万円～900万円以下 | 23% | 636,000円 |
| 900万円～1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
| 1,800万円～4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
| 4,000万円～ | 45% | 4,796,000円 |
※国税庁（2017年現在）
※課税所得額は1,000円未満の端数切り捨て
【所得税額を算出】
7,000,000円（課税所得額）×23%（所得税率）－636,000円（所得控除額）＝974,000円
【医療費控除によって実際に返ってくる金額（還付額）】
900,000円（医療費控除額）×23％（税率）＝207,000円
※ 医療費控除額は、医療費の合計から「10万円」および「保険金・一時金」が差し引かれた金額です。
所得税で納めた974,000円のうち、207,000円が還付されます。
※住宅ローン控除など、その他の所得控除は加味しない数字です。
※諸条件により実際の金額とは異なる場合もありますので、あくまで参考としての数字となります。